(事前準備・リストアップ・アプローチ・スケジュール管理)  まず、商品知識と社会保障制度を知ることで、より説得力のある説明をお客様に届けることができることが認められます。具体的には、商品知識を知ることでお客様からの質問に即座に答えることができると、相手に好印象が与えられます。例えば、母親の説得にあたり、「年金取得時に所得税があるのでは 」と反論されたが、「 受取人が契約者か親族であれば非課税」と即座に答えたことでかなり食い付きがよくなりました。また、父親の説得にあたり、「 解約返戻金は取得時に課税されるのではないか」と反論されたが、「 たしかに課税されるが、掛け金が半分は損金算入されるので節税効果が期待できる」と回答したことで、かなり好印象が与えられました。  そこで、商品知識と社会保障制度について十分な知識をつけておくことが重要だと考えました。  次に、手続き面は、これに不備があると契約が不成立になることや、特別な条件が付加されること、告知義務違反により解除されることがあることから、契約の相手方に不利益が生じることがあります。加えて、不備の種類によっては、我々職員の規定違反、保険業法違反により、職位を失うこともあることから、我々の不利益が生じることもあります。そうだとすれば、かかる不利益を防止する必要があるといえます。  そこで、手続き面において契約時に不備がないように十分な知識をつけておくことが重要だと考えました。つまり、『 新契約取扱いの手引』において、自分に密接に関連するものに限り、マーカーを引いて何度も読むことが重要だと考えます。 (ニード喚起)  まず、保険そのものの必要性においては、私は電話やビデオ通話を使わずに、ラインやメール、紙でニード喚起を行っていました。例えば、ワードで3枚綴りの紙を刷って、お菓子と共に友達の親に渡したのですが、誰からもメールやラインが来ないことがありました。この失敗の原因の1つには、そもそも文の内容を読んでないということが挙げられると思います。このような経験から、人の意思決定は視覚的情報や単純明快な文言のほか気持などの表面的部分で左右されることがあるといえると考えます。そうだとすれば、文を送信するだけでなく、チラシや画像を多用するとか、送った文書を一緒に見る機会を確保することができれば、その人の意思決定に深く関与できると考えました。  もっとも、お客様も仕事やプライベートの時間があるので、電話や面接などのまとまった時間を用意することは必ずしもできません。そうすると、短い会話の中で言いたいことを簡潔に述べる必要性があります。  以上より、ラインなどの文面のみで必要性を訴える場合には、言いたいことを簡潔に述べた上で相手の質問を待つようにすることが何よりも重要だと考えます。  次に、商品そのものの必要性においては、 どのような商品を必要としているか、どのような点を良いと思うかというのは、契約の相手方が決定することです。例えば、生活習慣病の早くから支払れるという点が良いとしても、早く支払われるために人間ドックを毎年受診しなければならないと捉えられれば、早く支払われることは悪い点とも考えられます。  以上より、自分がいいと思う点はなるべくコンパクトに説明した上で、自分の手の内を開けすぎないことが重要であるとも考えました。 (設計書作成 数・内容・留意点・こだわり)  まず、生活習慣病に罹患する可能性が高い人については、生活習慣病は他の入院事由と異なり、入院日数が長くなることが認められます。また、現在の医療水準では入院費用が20000円以上かかることも認められます。また、生活習慣病に罹患すると、期間をおいて再入院することあります。そうすると、医療保障を高くする必要があり、通院に備える必要があるといえます。加えて、かかる生活習慣病に罹患すると、働けなくなるリスクもあることから、これに対応する必要があります。  以上より、上記の人に対しては、十分に意向を確認した上で、手厚い保障のある保険を提案することが重要だと考えました。具体的には、医療8000円以上、生活習慣一時金500万以上、通院保障を付加すること、サポート保障を付加することが最低限の保障と考えました。  次に、生活習慣病に罹患する可能性が低い人については、保障は最低限でもいい場合があるとも考えます。しかしながら、現時点において罹患可能性が低い、すなわち生活習慣が良好で、健康診断も異常なし、家族に生活習慣病罹患者がいない場合でも、万一に備えることも必要だと考えます。そうだとすれば、一定程度緩和した保障に加入することも必要だと考えます。  以上より、上記保障より緩やかな保障が必要だと考えます。具体的には、医療5000円以上、生活習慣一時金300万以上、通院保障とサポート保障は任意とすべきだと考えます。また、少ない保障を望む場合には、実質的な負担を軽減するために医療の部分をⅢかⅣにすることで健康祝金を設定することも有用だと考えます。 (クロージング・断り)  まず、契約が成立したお客様に対しては、保険の必要性を訴えるという多少なりとも不愉快な想いをするお客様も少なくありません。また、契約成立までに話を聞く時間をとって頂いたり、内容を理解するのに必死なって頂いたりすることもあります。そうすると、相手方は成約の過程において不利益を甘受しているといえるので、相手方に対して感謝の想いを伝えることが重要だと考えます。ところで、成約を頂いたお客様は、その商品に満足して加入していることから、その商品に対して良い印象をもっていることが認められます。そうすると、そのお客様が他のお客様に口コミをすることで商品が伝播することも認められます。  以上より、感謝の言葉で締めくくった上で、そのお客様から紹介を頂けないかを確認することが重要だと考えました。具体的には、そのお客様との連絡先を交換することを前提に、一言だけメッセージを送ることが重要だと考えます。  次に、契約を断られたお客様に対しては、前述の通り、お客様は成約の過程において不利益を甘受していることが認められます。また、断ることでそれまでのコストを無意味にしてしまうことから、実質的な相手方の不利益は想像以上だといえます。ところで、我々の仕事は、究極的でにいえばお客様を守るために情報提供をすることにあります。そうだとすれば、断られた相手であっても一人の人として捉えて、なおその相手方を守っていく必要があるといえます。  以上より、感謝の言葉で締めくくった上で、連絡がとりやすいように整備することが重要だと考えました。具体的には、名刺を渡すことに加えて、さり際には「 何かお困りごとがありましたら、相談相手にさせて下さい」と言う事が重要だと考えます。 (班運営において共有できたこと、助け合えたこと、学んだ)  まず、私はスマートアイの操作や、募集者報告、設計書作成において行き詰まる事が多く、それを所長方に1つ1つ相談するわけにもいきませんでした。ところが、班員ならずっとラインや昼食時に話していて打ち解けあっていたので、気軽に話せる存在になっていました。しかも彼らはテストで殆ど1位ですし、実習の実働の速さも1位で、非常に頼りがいのある仲間たちです。  以上より、手続き面で気軽に相談できて優秀な相手がいたことが班運営において助け合えたことだと言えます。  次に、私は予定では、最速で1件をとり、最初のラップ日までには2件目標を達成する予定でした。それこそ、事前に両親とラインでやり取りをしており、後は販売実習が始まり次第、設計書を送信し、お客様手続き準備も送信する万全な状態でした。しかしながら、まず母親の介護保険締結において、本当に必要かどうか、そもそも貯蓄があるので必要ないとか、税額控除はどうなっているなどかなり突っ込んだ質問や用意していなかった質問がとんできて、かなり狼狽しました。これにより、予定よりも1件目の締結が遅くなってしまいました。次に、兄の契約においても、  このような状況であったのにもかかわらず、まずリーダーが1件目の報告受けたらすぐにラインで班のグループラインで共有してくれて、「 これで実働最速は1班だ」と狂喜乱舞していたのは記憶に新しいところです。次に、2件目をとったときもラインのみならず、翌日の朝の時間で皆がおめでとうと言ってくれて、とてもあたたかい気持ちになりました。 このように一緒に辛酸を嘗め、一緒に心から契約締結を喜んでくれる人がいたことはこの班で良かったなと思うことができました。 (販売実習で学んだこと、今後に活かすこと)  まず、私の祖母は農業をやっていますが、貯蓄がかなりあるようでした。祖母の言い分では、お金が十分にあるので保険は必要ないとのことでした。同様に、父親、母親、その友達は資産があるという理由で断られてしまいました。一方で、カレー屋のおじさんは、従業員を守るすべが保険のみとのことで、何かあった場合に非常に困るから保険に加入したいと述べていました。  このような経験から、保険がどのような人に需要があり、需要がないのかを学ぶことができました。これを受けて、保険を募集する際には、資産がある人に対しては特別な対策をしておくことが重要だと考えます。一方で、保険を必要と考えている人は、一次選択の時点でひっかかりがないかを確認することが必要だと考えます。具体的には、新契約取扱いの手引を確認した上で、お客様に失礼のないように疑わしい点を事前に確認することが重要だと考えます。  次に、私は保険募集の際に文面でのやり取りを最も重視していました。特に、メリット・デメリットをまとめて相手に送るようにしていました。しかし、相手も仕事やプライベートの時間もあるので、送られただけで内容を、十分に理解しないことが多々ありました。  このような経験から、他人は自分の想像以上に目で見る情報より耳や目でみる情報を信頼するということを学ぶことができました。これを受けて、相手に説明する際は一緒に文面を確認することが重要だと考えます。具体的には、文を送ったあとに、「 一緒に確認したいことがありますので、都合の良い時間はございますか。」と即座に確認できると良いと考えます。 (その他意識したこと)  私はなにかの決定において、絶対的に正しいことはないと考えます。つまり、あることを重視すれば最適解となる場合もあり、一方で最低となることもあると考えます。そうすると、私は何かを選ぶ際にすべての事情を考慮して、いい点と悪い点を考えたくなります。例えば、家電をレンタルする際に、引っ越しの際の簡便さ、選ぶ手間がないこと、そこそこの品質が担保サれることを重視すれば、レンタルは最高です。一方で、所有欲や家電は半永久的であるべきという考えを重視すれば、レンタルは最低の選択肢です。そうすると、保険販売において中立的に、必要性のみを訴えずに、保険に入ることのデメリットも話すことが重要だと考えたので、この点を意識的に行っていました。  もっとも、人は選択肢や考慮する要素があまりに多いとそもそもどの選択肢もとらないとか、適当に決めてしまうなどの思考の放棄に走ることが多いことが認められています。例えば、私は先日投資信託を始めたのですが、最初こそ「 管理費用が安ければ安いほどいい」と思って、即決で商品を購入しましたが、後になって「 基準価額とはなにか」とか「 積立購入のメリットはなにか」などの疑問点が湧いてきて、考慮すべき要素が増えて来ました。そうすると、一旦解約して後で考えようとなり、実際の購入まで1ヶ月かかってしまいました。これは保険販売においても同じで、保険の必要性や今はいるとお得ということを訴え続ければ相手の気持は靡きますが、他に留意点や家族の意向を確認すると途端に考えなおしたり、お断りを頂くケースがいくつもありました。  そうだとすれば、上記の意識した点は反省すべきものだったといえます。

私は「 与えられた仕事を全力でしっかりとやりきる」ということに最も共感しました。  そもそも、上記発言は、文言上、与えられた仕事にのみ集中するべきであると解釈すべきであるから、上記発言は、仕事において無理をせずにやるべきことをコツコツこなしていくことが肝要であるという趣旨を含んでいると考えられます。もっとも、「 ゼロからイチにすることは困難だが、イチから伸ばすことが求められる」と発言されていたことから、上記発言は一定程度は与えられた仕事以上に熟す必要があることをも含む趣旨だと考えられます。そうだとすれば、執行役員の上記発言は、新任のうちは与えられた仕事だけに集中して、余力がある時に限りその範囲を超えた業務をすべきだと解釈できます。  一方で、私は塾講師や家庭教師をする中で、生徒に確実に記憶・理解してもらい、確実に点数を伸ばすことが必要であるから、他の講師がやることを遥かに超えた資料作りなどを心がけていました。具体的には、過去問の解説をする場合は、問題を解く前に予備知識を与えて、そのための資料を作り、復習用の問題を載せた資料を必ず作るようにしていました。他にも、復習がこなしやすいように授業終わりには復習をして、特に復習してほしい点はマークさせるなどの細かい指示をしていました。ちなみに、他の講師はそもそも赤本の予習をせずに、生徒に問題を解いてもらってる間に勉強して教えるというやり方が一般的でした。このことから、私は配属後間もない時間から、与えられた仕事に追加して熟すことが重要だと考えていました。すなわち、上司の予想を上回ることこそが仕事のあるべき姿と考えるようになりました。  以上のことから、上記発言は私の考えを覆すものであるから、共感すべき発言だと言えます。  そもそも、「 与えられた仕事を全力でしっかりとやりきる」ためには、その性質上、与えられた仕事の範囲を認識しており、その仕事をこなせる素質が求められると考えます。  では、まず前者の方法について述べます。 仕事の範囲を明確化するためには、上司の指示内容を正確にすることが必要と考えます。つまり、上司に質問することや、周りの人に質問することが必要だと考えます。もっとも、上司も上司自身の仕事があるため、上司の意向を隈なくその場で聞くことは現実的ではないと考えます。そこで、与えられた仕事の範囲がどこまでかを見極めるためには、自分で範囲がどこまでかを考えた上で上司に確認することが肝要だと思います。具体的には、机上のみならず同僚や営業職員などに相談する際には、メモなどを書いて相手が読解しやすいように配慮することが挙げられます。  では、次に後者の方法について述べます。上司の指示内容を忘れたために聴き直すことや、施錠忘れなどのマイナスポイントがあると、失敗が常に頭に残り自分の持つ力が十分に発揮できないことは社会通念上認められます。 そこで、仕事をこなす素質を養うためには、まず素質を十分に発揮するための余裕を生む必要があると考えます。すなわち、日々の仕事上のストレスを減らすことが必要だと考えます。具体的には、まず、単にメモをとるだけでなく、メモ内容に応じたページ区分を設けることなどの工夫をすることが挙げられます。これにより、どこにメモをとったかがわかり易くなると考えます。次に、社員証を忘れないように、前日に明日着るスーツを決めた上でそこに着けておくが適切であると考えます。他にも、毎日食べるものをある程度固定化することも考えられます。これにより、何を食べるかの悩みがなくなるのでストレスが緩和できます。